ヤクい話 その6

眠い薬の話をすると、必ず「薬局に売ってるもので、目が覚めるのって無いすか!」という話をよく振られる。
結論を先に言うと、無いこともない。
もちろん、最強の市販薬「エフェドリンナガヰ錠」を除いてという話。
エフェドリンナガイ錠は、その名前の通り、覚醒剤原料でもあるLエフェドリンを25mg含んでいるなかなか凶暴なお薬で、喘息に苦しむ人のための頓服薬なのだが、「覚醒しちゃう」副作用を求めて、アホタレが山ほど買い込んだり、濫用したりするので、全国の薬局にマトモに売らないようにという通達を厚生省→メーカー→薬局連盟へと通達がされているために都内で買うのは非常に困難。一部ネットで買えるサイトもあったりするが、かなり確信犯的にやっているのでオススメはしない。
まーお試しで1個くらい買ってみる程度なら別に死ぬようなもんじゃなし、構わないっちゃ構わないが、変な乱用者が増えて、実際に買えないと困るひとが増えてはいかんわけですよ。
薬は薬であってドラッグではないわけで。当たり前だが(笑)。
とはいえ、一応売られている「カフェイン錠」なんかも、1錠100mg(濃いめのコーヒーカップ1杯程度)のもので、カフェインは大脳をある程度目覚めさせる効果を持つものの、エフェドリン系統の「覚醒」作用はやはり無く、眠気打破ドリンク的なものも、所詮はカフェインの入った砂糖水。健康ドリンクは、ムイアプアマとか朝鮮人参とかいろいろ入っていると言ってそれらが元気を出す気がしますが、ぶっちゃけ、効果を発揮しているのはカフェインと微量のアルコール。
故に元気になった気がするだけのスピードボールな配合でとても元気になるドリンクなどでは果てしなく無いわけで。
そもそも、脳を目覚めさせることのできる薬局成分は「カフェイン」と「エフェドリン」以外には存在しない。これは断言して存在しないと言ってもいい。
ただ、エフェドリンには様々な仲間がいて、それらも弱いながらも覚醒作用を持つものもある。特に浅田飴に含まれる塩酸メチルエフェドリンなんかは風邪薬にも多く使われている気管拡張成分で、ただ風邪薬では、眠気を誘発する抗ヒスタミン剤が一緒に大量に含まれるために眠気の方が強くなってしまう。
そこで塩酸メチルエフェドリンのみが含まれた商品というのが浅田飴というのど飴になってしまうという(笑)
とはいえ含まれる量は微量ではあるのですが、飴という性質上、吸収が口腔内粘膜からも起こるために、成分以上の効き目を体感する人もいる。おまけにそもそもの気管支拡張機能もあるので呼吸が楽になり、酸素の取り入れが楽になって受験勉強などの友としても活躍しそうな飴である。
だがしかし、いざというときにキターーとがんばれるものは無いのか・・・という話になってくると、まぁ一応ある。
ルル内服液(麻黄湯)がそれで、これは先のエフェドリンナガイ錠にも入っているエフェドリンの供給元であるマオウエキスが市販品の中ではかなり多めに入っている。おまけにドリンク剤であり、糖分も多く脳が喜びそうな配合になっている。もちろん風邪向けの薬なので、眠気覚まし用途では一切ないのだが・・・使えてしまう。
あとはさらに危ないのも無くは無いのですが、せいぜいこれとカフェイン錠を併せ飲んで心臓バクバク言わせるくらいにしておいた方が無難っすよー。
なんせ先払いにした疲れはあとから利子付きで請求されるっす。
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