ヤクい話 その5

ドリエルがアホみたいに大人気です。
睡眠改善薬というふれこみでエスエス製薬から2006年あたりから、大々的に宣伝し、今まで薬局には睡眠薬らしい睡眠薬は無かった(ウットとか凶悪な薬はあったのだが、睡眠薬というより鎮静剤)ために、バカ売れ。ドリエル(6錠:1995円)とかの強気設定の値段は、他社も追随をかけ、各社1500〜2000円台の強気の価格設定で後発組もがんばっています。
が、この成分が目新しい成分であり、OTCモノとかならぜんぜん理解可能な話なんですが、この眠気を誘う成分と同じ成分のものが、20年以上昔から、薬局の片隅で、誰にも見向きもされずにひっそり売られています。この成分こそ、ジフェンヒドラミンで、なんのことはない、風邪薬なんかに入っている抗ヒスタミン剤です。風邪薬を飲むと副作用で眠くなりますよね。
あの眠気を主作用だと言い張ってしまえばいいやんけ的な発想で発売されているのがドリエルを代表とする、睡眠改善薬シリーズであり、医者が処方するベンゾジアゼピン系などの睡眠薬とは完全に性質の違うもので、はっきりいって薬価の高さはアリエナイとも言えます。
実際にドリエルの専用サイトでも
「病院で処方される睡眠薬(ベンゾジアゼピン系など)とは異なり、ドリエル・ドリエルEXはOTC医薬品のかぜ薬や鼻炎薬などに含まれる抗ヒスタミン剤の一種、ジフェンヒドラミン塩酸塩を配合しており、その作用で一時的な不眠症状を緩和します」
とあるように、中身はただの風邪薬ですよーと言ってるわけです。
ドリエル ジフェンヒドラミン 1錠中 25mg(1回2錠)
12錠入り 1995円
レスタミン ジフェンヒドラミン 1錠中 10mg
220錠入り 1299円
もはや計算するまでもないですね。
で、レスタミンには他に要らない成分が入っているか・・・という問題になりますが、それもグリチルリチンなどのウコンに入ってる程度の成分が多少入っているくらいなので、それが入っていることで問題が起きるとは到底考えられず、ドリエルを飲むならレスタミンを5粒飲んでしまう方が遙かに安上がりという計算になるわけですね。
とはいえ、これらはあくまで脳自体を休めているわけではなく、鬱やストレスからくる不眠にはあまり有効な薬ではなく、そういう場合は、心療内科にいって、リーゼやデパスといった弱い睡眠薬(抗不安剤)を出してもらって寝るようにしたほうが、遙かに安くて効果満点です。
脳に効く薬はちょっと・・・という人も、ストレスで身をギリギリ言わせているなら、早めに受診したほうがいいかもっすよー ごしゅじーん。
(ライター:ドクタークラレ)
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