ヤクい話 その4

薬局には数多の水虫薬なるものが売ってます。ここ最近のOTCラッシュもあって、ついに出た! この水虫薬!!!
というCMがテレビでバンバンやってますね。確かにそれらの水虫薬成分はそれなりに強力で、実際に皮膚表面にいる水虫菌(白癬菌)は速効で死にます。
しかし、そもそも痒いから水虫だとか、痒くないから水虫じゃないとか、角質が厚いから水虫とかそういう診断基準は明確なものではなく、自覚症状のない水虫持ちもいますし、痒いけど別の病気(アレルギーだったりね)とかただのカブレだったりもするので、まずは皮膚科で見てもらうところからスタートするわけです。
そうすると、皮膚科で水虫と判断されると、市販のものより遙かに強力で良い薬が保険適応可能で処方されるわけです。
ルリコンクリームなどに代表されるルリコナゾール製剤は、現在最も市販されている抗水虫薬の中では強い成分であるラノコラゾール(ウインダム)より2倍短い期間で同様の臨床成果を上げたという実験結果もあります。
水虫の治療は、重い場合は早くて1年、長くて2、3年の治療になります。軽い場合でも2、3ヶ月の勝負となり、それが半分になるのであれば、薬価的にも手間的にも素晴らしい成果じゃないですか。
ルリコナゾールはいまのところOTCするのは当分先だと思われるので、市販の水虫薬は、はっきりいって各社性能は似たり寄ったりで、コレダ!という決めうちはなく、また爪の中に入り込んでいる真菌には、内服薬しか効果がないために、これまた皮膚科で処方してもらわないと死ぬまで水虫なわけです。
俺は軽度軽度! 薬局薬で大丈夫! という謎の自信のある人には、ウインダムと他のブテナロックでも、ダマリンだろうがアニベールだろうがお好きなものを「合わせて」使ってみるという荒技があります。
現在の薬事法では、水虫薬は合剤での危険性テストがなされていないということで、それぞれ一長一短になっています。で、所詮は市販薬なので濃度も薄く、混ぜて使ったところでデストロイなことになる確率は低い上に効果は絶対的に上がるので、若干のリスクをおかしてもよいなら、「合わせ技」で勝負してみてはいかがっすかー? ごしゅじーん。
さらにリスクをおかして良いと思うのであれば、さらに凶悪なレシピがあります。もちろん保証外です(笑)
この調合剤を靴や靴下に散布しておき乾燥させてしまえば、超抗菌仕様に早変わり! そこいらの雑菌はすぐに死んでしまいます。
材料
ファブリーズ:基材として基本のにおい消し成分として流用
消毒用アルコール:IPAが入っている安物でOK
イチバン:農薬コーナーに行くと売っている、防かび剤
大塚製薬のイチバンは、いわゆる果物の出荷前の防腐ワックスとかに使う、殺菌剤がベースに配合されており、これらの成分はほ乳類には言うほど問題のある成分。

グレープフルーツがいつまでたってもカビないのを身をもって知っている人は多いと思いますが、その通りで、カビ・細菌に対して広く持続性のある殺菌性を持ちます。
ファブリーズと消エタを7:3くらいに混ぜた後、全液200mlに対して、2、3滴(多くても5滴ほど)のイチバンを加えます。
この配合液を、靴底にバシバシに噴霧して、乾燥させます。湿った状態ではかぶれる可能性が大なので、かならず乾燥させます。あと、ミストもできるだけ吸わない方が安全です。
イチバンの中のTCMTBは白癬菌に対しても抗菌力を持つので、水虫の予防にもなるかもしれません。
ま、100人に一人くらい猛烈にかぶれる人もいるようなので、ま、やりやらないはご自由に(笑)
さらなる超殺菌を目指す人はアリエナイ理科2Bをご覧ください(宣伝)
(ライター:ドクタークラレ)
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