ミネラルウォーター
Kurare14


 ミネラルウォーターといえば、今やコンビニ産業の、ドリンク類の中でも、何だかんだで売れ筋商品である。
 なんの味もない水が売れるとは、不思議な時代ではあるが、健康のため・・・という勘違いから、様々なミネラルウォーターを飲む人が多い。

 が、たかだか水程度に、そんな健康増進効果があるのでしょうか?

 今回はそんなミネラルウォーターについてまとめてみようと思う。

 そもそも、日本のミネラルウォーターは、明治18年、大阪にある明治屋が、多田の炭酸泉を採取、それを瓶詰めして販売しだしたのが最初と言われているが、戦後からその需要はじわじわと増え続け、1970年にサントリーが製造販売を開始したところから、いっきにメジャーになった。
 昭和後期あたりから、各地の名水ブームがわき起こり、現在に至る水ブームが続いている。

 さて、この「水」が体にいいかどうかを話をする前に、まずどのように作られているのか知らない人も多いと思うので記しておこう。
 わき水が出ているところにパイプラインをつっこんで、そこから吸い上げた水を瓶詰めしてると思ったらいけませんよぉ。

 水といっても、自然にわき出している水は、その場で飲むのなら問題のないものでも、密封状態で常温に放置されることを考えて、ペットボトル飲料には、厳しい過ぎるくらいの殺菌衛生処理が法律で決められています。
 この食品衛生法のおかげで、ミネラルウォーターはかなり元の水と変わったものになっています。全ての会社の商品がこの過程を経るわけではありませんが、大凡は以下の感じです。
元水

塩素殺菌

脱塩素

ミネラル調整

高熱殺菌

精密濾過

充填

 水を汲んで、ボトルに詰めるだけ・・・・とは到底思えない、ただの浄水やんけ・・・・というものです。まぁ安全に商品を提供するには仕方ないのですが、塩素や高熱、ミネラル調整の合成ミネラル添加なんかをすることで、元の水とはおおよそかけ離れたものになっているのは、想像できるでしょう。
 某メーカーの人に以前聞いた話では、ミネラルウォーターの加熱殺菌槽の中は、過熱して不溶物質へと出てきたミネラルが山のように積もっているそうで、もはやミネラル除去済み水と言ってしまっても過言ではないくらいの状態なんだそうです。

 炭酸塩でミネラルが溶けている場合、過熱するとあっとうまに炭酸が二酸化炭素になり逃げていくので、その結果、残されたミネラルは溶けていられなくなり、おまけに塩素や紫外線なんかの反応性の高い「衛生処理」を受ける過程でドンドコやせ細っていきます。
 そんな水にもはや健康をどうにかする効果はあるわけもなく、言うならば、元水の良いところの水道水・・・・田舎の水道水レベルが、都会で買える・・・・という認識程度でいいかと思うわけで。

 また、最近は酸素を溶かした酸素水なるものも出回っていますが、水に溶けた酸素は消化管から吸収されず、まったく効果がないことが、プラセボテストなどを行った論文がいくつも出ており、「効果がない」のは定説となりつつあります。少なくともたまに買って飲む程度では、効果は絶無としか言いようがないとしか言えませんね。

 まぁ、逆に言うと、コンビニドリンクはどれも糖分が多すぎたり、よくわからん添加物の固まりソフトドリンクが氾濫しているわけで、そういう意味では、最も体に「やさしい」飲み物かと思いますが、わざわざ買うものなんでしょうかねぇ・・・・・。
(ライター:ドクタークラレ)
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